１票の格差：札幌高裁「著しい不平等」
議員１人当たりの有権者数を比較した「１票の格差」が最大５・００倍だった２０１０年７月の参院選が、法の下の平等を定めた憲法に違反するかどうかが争われた訴訟の判決が２月２４日、札幌高裁の井上哲男裁判長が「著しい不平等が存在する状態は明らか」と指摘し、理由に明記はされていないが、原告側は「違憲状態と認定した判決だ」と評価している。...
View Article内部告発に「報奨」市民から反対多く「撤回」／群馬
前橋市が２月２５日、不祥事を通報した職員に１万〜２万円程度の現金や図書券などを与える「報奨」制度を３月から取りやめることを明らかにした。 １月に定めたコンプライアンス行動指針に制度を盛り込んだところ、市民から「お金が出るから通報するというのは許せない」「報奨ほしさにでっち上げる職員が出るのでは」などの反対意見が多く寄せられたためで、制度を適用したケースはなかったという。...
View Article袴田事件の第２次再審請求、物証のズボン端切れが不明／静岡
静岡市で１９６６年、４人が殺害された「袴田事件」の第２次再審請求で、袴田巌死刑囚（７４）が犯行時はいていたとされるズボンをめぐり、物的証拠として保管された端切れ２枚のうち１枚の所在が不明になっていることが２月２５日に明らかになった。 弁護団は「証拠の捏造に使われた可能性がある」と指摘している。...
View Article子ども手当「２万６千円に驚いた」菅首相が答弁
子ども手当法案を審議した２月２４日の衆院本会議に公明党の古屋範子（比例南関東）、社民党の阿部知子（同）の２氏が質問に立ち、阿部氏の質問に菅直人首相は「小沢さんから月額２万６千円と聞いて『えっ』と驚いた」と答弁したため、小沢一郎元代表への責任転嫁ともとられかねない内容に議場がどよめいたことが明らかになった。...
View Article川崎市バス運転手が停留場所誤る／神奈川
川崎市交通局が２月２４日、塩浜営業所（川崎区）の男性運転手（52）が川崎駅東口バスターミナル（ＢＴ）で停留場所を誤ったことを明らかにした。 運行表の確認を怠り、営業所への報告もすぐに行っていなかったもので、本年度の運行ミスは計７１件に上っている。...
View Article相模原市職員の長期病欠が毎年１２０人以上／神奈川
相模原市の職員で30日以上の長期間、病気で休んだ人が毎年１２０人以上いることが、２月２４日に明らかになった。 職員の過重労働を指摘する声も出ているが、奈良市や大阪市と同様に、不正に長期病欠している可能性もある。 ２４日の市議会本会議で、金子豊貴男氏（相模原市民連合）の質問に市側が明らかにした。...
View Article酒気帯び運転で検挙された市職員を処分／神奈川
小田原市が２月２４日、市教育委員会生涯学習部の男性職員を停職３６日の懲戒処分にし、職員は退職届を提出して、同日受理されたことを明らかにした。 職員は５日朝、自家用車を運転して、箱根町内で行われていた検問で酒気帯び運転をしたとして検挙されたもので、職員は前夜に同町内のホテルで友人と飲酒して宿泊、「（飲酒後）８時間以上経過したから」と車で帰宅したという。
View ArticleＪＲ宝塚線事故の情報漏洩「再発防止を」検証班が提言
ＪＲ宝塚線（福知山線）脱線事故をめぐり、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会（現・運輸安全委員会）の調査報告書の内容がＪＲ西日本側に漏れていた問題で、報告書の信頼性を調べている運輸安全委と被害者・遺族、有識者らによる検証チームが２月２４日、漏洩による調査報告書への影響を否定しつつも、「事故調と原因企業の関係の未成熟性などを突いて発生した不祥事」として再発防止の措置を求めたことが明らかになった。...
View Article遺留品供述「取調官が誘導」舞鶴事件公判で被告が主張／京都
京都府舞鶴市で２００８年、府立高校１年の女子生徒（当時１５）が殺害された事件で、殺人罪などに問われた無職中勝美被告（６２）の被告人質問が２月２５日、京都地裁（笹野明義裁判長）であり、検察側が「犯人しか知り得ない秘密の暴露だ」と主張したが、非公表の被害者の遺留品に関する供述について中被告は「知らないと言ったのに取調官に誘導された」と暴露したことが明らかになった。...
View Article宝塚線脱線事故公判、ＪＲ西元常務も供述内容を否定／兵庫
ＪＲ宝塚線（福知山線）脱線事故で、業務上過失致死傷罪に問われたＪＲ西日本の山崎正夫前社長（６７）の第１０回公判が２月２５日、神戸地裁であり、山崎前社長が鉄道本部長当時、部下にあたる安全対策室長だった同社元常務の池上邦信氏（６５）が検察側の証人として出廷して、前社長が脱線事故対策に消極的だったと説明したとされる捜査段階の供述を否定したことが明らかになった。...
View Article管制ミスで運輸安全委が報告書、同僚と話して許可忘れ／長崎
運輸安全委員会が２月２５日、長崎空港で平成２１年３月に発生した福江空港行きのオリエンタルエアブリッジ３１１便が連続離着陸訓練中だったエアフライトジャパンの小型機と衝突しそうになったトラブルについて、男性管制官（６１）が同僚との話に気をとられて小型機の存在を忘れ、３１１便に滑走路の使用許可を出したことが原因とする調査報告書を明らかにした。...
View Articleおしゃべり体罰、聴覚障害児３人の口に粘着テープ／愛知
愛知県教育委員会が２月２５日、県立岡崎聾学校（岡崎市）の小学部の男性教諭（４７）が、児童が授業でおしゃべりをしたとして、３人の口に粘着テープを貼る体罰をしていたことを明らかにした。 県教委によると、教諭は昨年１２月、副担任を務める２年のクラスで、おしゃべりした聴覚障害のある男女３人の児童に「駄目だよ」と注意して、テープを貼ったもので、担任の女性教諭（４７）も同じ教室にいたが制止しなかった。...
View Article研究費１千万円超プールか、阪大また不正経理／大阪
大阪大微生物病研究所（大阪府吹田市）の研究室で、物品を購入したように装って架空伝票を作り、業者に余った研究費をプールさせていた疑いがあることが２月２５日、大学への取材で明らかになった。...
View Article政府専用機「家族同乗」発言に「がっかりさせ、申し訳ない」と陳謝
前原誠司外相が２月２５日の記者会見で、ニュージーランド地震をめぐり政府専用機に被災者家族を同乗させる考えを表明しながら実現しなかったことについて「結果として、がっかりされたことは申し訳なく思っている」と陳謝したことが明らかになった。 また被災者とその家族に対する心のケアのために国際緊急援助隊員として専門家２人を現地に追加派遣することを明らかにした。
View Article留置施設にドライバーを持ち込まれ、巡査部長ら処分／東京
警視庁渋谷署で昨年１１月、勾留中の男（４４）がドライバーなどを靴下の中に隠して留置施設に持ち込まれた問題で、警視庁が２月２５日、同署組織犯罪対策課の巡査部長（３７）と当時同署警務課の巡査部長（５４）を戒告の懲戒処分にしたことを明らかにした。...
View Article除斥患者「５０万円が基準」Ｂ型肝炎訴訟で国が和解金を提示／北海度
集団予防接種の注射器使い回しでウイルスに感染したとして患者らが国に損害賠償を求めたＢ型肝炎訴訟のうち、先行する北海道訴訟の第１４回和解協議が２月２４日、札幌地裁（石橋俊一裁判長）であり、国は、発症から２０年以上が過ぎた慢性肝炎患者への和解金について「未発症の感染者への和解金（５０万円）の水準が１つの基準になる」との考えを示したことが明らかになった 同基準に対し、原告側は拒否している。...
View Article調理所、下処理室など、衛生基準満たさず／北海道
岩見沢市の学校給食による集団食中毒で、調理器具からサルモネラ菌が検出された市立学校給食岩見沢共同調理所に、文部科学省の学校給食衛生管理基準を満たさない構造上の不備が複数あることが２月２４日、明らかになった。 また、岩見沢市教委の同日のまとめによると、新たな発症者は初めてゼロになり、症状が続いている人も８３人に減ったことも明らかになった。...
View Article犯歴漏洩の警部補ら起訴／北海道
北海道警組織犯罪対策課員が知人の男に第三者の犯罪歴を漏洩したとされる事件で、札幌地検が２月２５日、地方公務員法（守秘義務）違反の罪で、同課警部補、辻本幸夫容疑者（５５）を起訴し、また、情報を漏らすようそそのかしたとして、同法違反の罪で、会社役員、沢口将一容疑者（４５）を起訴したことを明らかにした。...
View Article管理怠りバリケード撤去、転落死で県職員ら書類送検／山形
山形県酒田市で２００９年に、橋の工事中にバリケードが撤去された部分から女性＝当時（67）＝が転落して死亡する事故が起きたことについて、県警捜査１課と酒田署が２月２５日、業務上過失致死容疑で、工事を指導監督する立場にあった当時の県庄内総合支庁の男性職員（32）と工事関係者ら計４人を書類送検し、いずれも認めていることを明らかにした。...
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