長崎市職員の公用車に追突され後遺症を負った女性が市に損害賠償を求めた訴訟で、長崎地裁の葛西功洋裁判官が3月25日、ほぼ請求通りの約3600万円の支払いを市に命じる判決を言い渡したことが明らかになった。 判決などによると、女性は2006年10月6日朝、長崎市桜町の国道34号交差点でバイクに乗って右折待ち中、後ろから職員の車にはねられ、ろっ骨を折るなど重傷を負ったという。 原告側はこの際に胸椎も圧迫骨折し、腰が「く」の字に曲がるなどの後遺症が残ったと主張し、市は「事故が圧迫骨折の原因とは断定できない」と争ったが、判決は事故後に女性の身長が4センチ縮んだ点などを挙げ「事故以外に圧迫骨折の原因がうかがわれない」として退けた。 市は「誠実に対応したい」としている。(編注:最初から裁判で争う姿勢は、誠実なのか?)
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