佐賀県警が2009〜2010年の人身事故件数を隠蔽していた問題で、市民オンブズマン連絡会議・佐賀が10日、県警が公開した文書は不十分として、県公安委員会に審査請求書を提出したことが明らかになった。 県警が1月31日付で開示した公文書には、事故件数改竄を検討した会議記録などの文書は、存在していないとして含まれなかったが、これに対してオンブズマンは「実態把握のために必要不可欠な情報を明らかにしようとしないのは違法」などとして、公文書非開示及び不存在の決定を取り消すよう求めている。 県公安委は90日以内に請求を認めるかどうかを決定するが、オンブズマンの味志事務局長は、「行政の執行上、事故件数改竄の決定に関する文書が存在しないのはありえず、県警は求められた情報を公開すべきだ」とのコメントを出した。
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