札幌市発注の工事をめぐる汚職事件で、北海道警が4日、偽計入札妨害容疑などで、同市契約管理課係長の小泉健治(50)、道内大手ゼネコン「岩田地崎建設」元部長の川上尚人(51)、資材販売会社社長の浅利晃一(52)の3容疑者を送検したことを明らかにした。 送検容疑は、昨年11月に同市が行った道道小樽定山渓線の四ツ峰トンネル復旧工事の一般競争入札で、小泉容疑者が浅利容疑者を通じて最低制限価格に関する情報を川上容疑者に漏らし、岩田地崎建設が同価格をわずかに上回る価格で落札して、公平な入札を妨害するなどしたとされる。 道警などによると、小泉容疑者は情報提供の見返りに、川上容疑者らから商品券を受け取ったことを認めており、道警は贈収賄容疑での立件も視野に調べている。
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