三種町が2日、町教委主任がスポーツクラブ設立準備会運営費など約90万円を着服したとして、同主任を2月28日付で懲戒免職処分にしたことを、三浦正隆町長が町議会全員協議会で明らかにした。 今後、刑事告訴を検討するという。 処分を受けたのは生涯学習課スポーツ係の小澤聡主任(34)で、町教委によると、2月上旬に同課長補佐が、八竜B&G海洋センタープールの今年度施設使用料が納入されていないことを不審に思い、主任に事情を聴いたところ、ずさんな管理とともに着服の事実が次々と分かった。 内部調査によると、着服していたのは同プールの今年度と前年度の使用料7万1010円や山本地域スポーツクラブ設立準備会運営費44万874円、県地域海洋センター連絡協議会運営費34万5307円などで、いずれも自分が通帳や印鑑を管理する口座から勝手に引き出しており、「生活費に充てていた」などと事実を認めているという。 主任側は被害相当額をこれまでに弁済して、町は、監督責任を問い、上司の課長補佐を戒告、教育長、教育次長を訓告処分とした。 三浦町長は「町民の信頼回復、再発防止に努めたい」と陳謝した。
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