京都市南区で6月1日、パトカーに追跡されていた原付きバイクが軽貨物車と衝突し、バイクの少女2人が死傷した事故について、京都府警南署が6日、当初「バイクを見失った後、事故で倒れた少女らを見つけた」としていた署員の説明は事実と異なることを明らかにした。 実際は事故の瞬間を目撃していたといい、府警監察官室が詳しく調査している。 同署によると、パトカーにはいずれも同署地域課所属の50代の警部補と30代の巡査が乗っており、当初2人は、2人乗りバイク数台が信号無視をしたため、「危険と判断し追跡を中断した」としていたが、実際は、見失った直後に付近を捜査してバイクを発見し、追跡していたバイクかどうかを確認しようと再接近した際、事故の瞬間を目撃したもので、赤色灯はつけていなかった。 三尾昌樹副署長は「なぜ署員2人が説明を変えたのかは調査中なのでコメントを控える。不正確な報告に基づき、内容を精査しないまま発表したことをお詫びする」と話しているが、嘘を吐いてまで隠すからには、パトカーが意図的に衝突させたか何か、パトカーが事故原因となっている可能性を否定できない。
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