東日本大震災で被災した家屋の解体を希望する所有者の情報を教えた見返りに現金を受け取ったとして、仙台地検が9日、宮城県石巻市災害廃棄物対策課元臨時職員の今野貞一容疑者(48)=同市=を収賄罪で、会社社長佐々木咲枝容疑者(60)=同=を贈賄罪で起訴したことを明らかにした。 地検は認否を明らかにしていない。 起訴状によると、今野容疑者は同課で窓口業務に携わっていた2011年9月、解体工事を請け負っていた佐々木容疑者に、市の負担で工事を行う所有者の連絡先などを教え、謝礼として現金20万円を受け取ったとしている。
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