浜松市の道路拡張工事をめぐり、立ち退き交渉の担当者が家屋の取り壊し工事に絡み、業者に便宜を図って飲食代を肩代わりさせたとして、静岡県警捜査２課などが25日、収賄容疑で、同市土木部の元副技監（係長級）勝田栄蔵容疑者（61）＝同市南区高塚町＝を逮捕したことを明らかにした。 また、贈賄容疑で土木会社社長辻幸夫容疑者（72）＝同市西区西山町＝を逮捕した。 同課によると、勝田容疑者は退職後、同市に再任用されているといい、逮捕容疑では、勝田容疑者が同市の道路改良工事予定地にある建物の立ち退き交渉を担当し、2007年７月〜2010年３月、交渉先の建物解体工事を辻容疑者の会社が受注できるよう便宜を図る見返りとして、同容疑者に二十数回の飲食代計約60万円を肩代わりさせたとされる。
↧