宮崎県警が２５日、鹿児島大病院の非常勤医師、山下誠容疑者（３５）＝鹿児島市皇徳寺台３＝を覚醒剤取締法違反（所持）容疑で逮捕したことを明らかにした。 発表によると、山下容疑者は１０月２１日、知人の鹿児島県薩摩川内市中郷町、パート従業員森一人被告（４２）（覚醒剤取締法違反で起訴）の自宅で、覚醒剤０・１１７グラムを共同で所持していたとされ、容疑を認めているという。 ２人に覚醒剤を譲渡するなどしたとして、県警は５月から９月にかけ、宮崎、鹿児島両県に住む仲間の男７人（３０〜４７歳）を同法違反容疑で逮捕し、９人の自宅や車などから、これまでに計２・４７７グラムの覚醒剤を押収した。 インターネットの密売サイトで覚醒剤を購入していたという。 鹿児島大病院によると、山下容疑者は４月から研修登録医として働き、７月に非常勤内科医として採用され、診療データの整理などを担当して、患者の診察などは行っていなかった。 ８月下旬に体調を崩し、その後は出勤していなかったが、３月までは宮崎県内の病院に勤務していた。 鹿児島大病院の熊本一朗病院長は記者会見し、「このような不祥事を招いたことを深くおわび申し上げます」と謝罪した。
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