急死した男性=当時(31)=の病理解剖を行うよう求めたのに、行わなかったのは不当として、男性の両親が大阪府と警察医に計330万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしたことが、22日に明らかになった。 同日、行われた第1回口頭弁論で府側は争う姿勢を示したという。 訴状によると、男性は昨年4月、大阪府豊中市の自宅浴室で倒れ、搬送先の病院で死亡確認され、病院で大阪府警豊中南署の警察官と警察医が検視して、死因を肺化膿症による急性呼吸不全とした。 死因に疑問を抱いた遺族が病理解剖を求めたが、警察官と警察医から「事件性がないため解剖できない」と制止され、死因の特定ができなかったという。(編注:「司法解剖」と違い、「病理解剖」には警察の権限は及ばない)
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