車を飲酒運転して物損事故を起こしたとして、米原市が2月22日、上下水道課の男性主任(35)を停職1年の懲戒処分とし、監督責任を問い、同課長を訓告、土木部長を厳重注意としたことを明らかにした。 長浜署は道交法違反(酒気帯び運転)容疑で、主任から任意で事情を聞いており、主任の実名について、市総務課は「市の内規に基づき、公開しない」としている。 市によると、主任は18日午後11時10分頃、長浜市内の有料駐車場で、自家用車を運転中に無人料金所のバーを折り、駐車場外の雑貨店の外壁などにも衝突した。 同署員が飲酒検知して、主任の呼気1リットル中0・25ミリ・グラムのアルコール分を検出したもので、主任は「事故を起こす直前まで約3時間、飲食店3軒でビールを大ジョッキ3杯、焼酎をコップ3杯飲んだ」と話しているという。 米原市は条例で、飲酒運転は免職か停職と定めており、2009年8月には別の職員が飲酒運転で現行犯逮捕され、懲戒免職となっているが、今回を停職で済ませる理由については、発表されていない。 泉峰一市長は「市の信用を失墜する行為で、申し訳ない。職員一同、全力で飲酒運転撲滅に取り組む」との談話を発表した。
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