知事、九電幹部から4年間で42万円の献金受ける／佐賀

　九州電力玄海原発（佐賀県玄海町）の運転再開問題を抱える佐賀県の古川康知事が、九電の歴代佐賀支店長ら幹部が過去４年間で計42万円の個人献金を行っていたことが、９日に明らかになった。　関係者によると、古川知事の政治団体「康友会」と「古川康後援会」が、2006年から2009年まで、佐賀支店長と玄海原発所長からそれぞれ年３万円の献金を受けていたもので、人事異動で交代すると、後任が継承する形で献金されていた。　また、元同支店長の現副社長が2007年から３年間、年５万円、同原発第二所長も2006年から２年間、年１万5000円を献金していたことが、２団体の政治資金収支報告書に記載されているという。　古川康事務所の鶴丸岩男事務所長は「全く個人の献金であり、政治資金規正法上問題はない。県民が知事を応援する献金の中に、結果として九電の職員も含まれていたと受け止めている」と話している。