白井市議会が３月２８日、横山久雅子市長の不信任案を可決したことが明らかになった。 横山市長は「東日本大震災への対応」を理由に辞職せず、議会を解散する方針で、もともと現在の市議の任期は４月２９日までだったため、出直し市議選は予定通り統一地方選と同じ日程（４月２４日投開票）で実施される見通しという。 改選後の市議会で再び不信任案が可決されると市長は失職することになる。 不信任案は、北総線の運賃値下げのため横山市長が議会の反対を押し切って専決処分で補助金を支出したことなど、市長の議会対応を理由に提出されたもので、市議会は３月、１１年度予算案を否決した。 ２８日は北総線補助金など３項目を削除して市長が再提案した予算案を可決し、市長不信任案は１６対４の賛成多数で可決した。 地方自治法は、首長の不信任決議を出席議員の４分の３以上の賛成で成立と定めており、改選後は過半数の賛成で市長失職が決まる。 市議選で会派構成が大きく変わらなければ出直し市長選になる公算が大きい。 一方、横山市長は予算案から削除した補助金について「今後適当な機会に再度提案する」と答弁し、改選後の議会へ提案すると予告している。
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