北沢俊美防衛相が2月22日午前の記者会見で、海上自衛隊が保有している航空機のプロペラ20台を米政府を通じてアフガニスタン空軍に提供することを明らかにした。 民間機のプロペラと同等の性能だとして、武器輸出三原則には抵触しないと判断したと言い張っている。 プロペラは米政府がアフガンに提供する輸送機C27に使用されるもので、米側から在庫が不足しているとして防衛省に要請があり、同等品の救難飛行艇US1Aのプロペラを提供することになったという。 北沢氏は会見で「アフガン復興支援、日米防衛協力の重要性の観点から提供することにした」と強調したが、民生品と同等であればOKということなら、拳銃やライフルも輸出可能になり、過去にヤマハの無線操縦ヘリコプターを輸出禁止にした事例と矛盾することになる。
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