松山市発注工事を巡り「裏金」が捻出されたとの疑惑を受け、市議会が１４日、特別調査委員会の設置を決めたことが明らかになった。 一方、この日の市議会環境下水委員会では、疑惑の浮上している下水道部発注工事５件の落札率が、いずれも９割台の高率だったことが明らかになった。 特別委は、１８日に初会合を開き、調査方法などから議論を始めるとしており、疑惑では、５件の工事で、孫請け会社が見積額より多い金額を下請け会社に請求する手口で「裏金」を作ったと指摘され、特別委は業者らの聴取も検討している。 同環境下水委では、市側が業者名を匿名で報告したことに対し、委員からは「民間同士の契約でも税金を使った工事」などと公表を求める意見など出て、市当局への批判が噴出した。
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