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Channel: 公務員の不祥事
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「上司の信頼を失うと考え改竄を決意」検察側冒陳で指摘/大阪

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 大阪地検特捜部の押収資料改竄・犯人隠避事件で、証拠品のフロッピーディスク(FD)のデータを改竄したとして、証拠隠滅罪に問われた元主任検事、前田恒彦被告(43)の初公判が14日、大阪地裁(中川博之裁判長)で開かれ、罪状認否で前田被告が「間違いありません」と起訴内容を認めたことが明らかになった。 検察側は冒頭陳述で「FD情報は事実と整合しないいやらしい証拠であり、開示されれば(郵便不正事件の)公判紛糾の要因になるほか、上司の信頼を失うと考え改竄を決意した。過失による改変と事実をすり替えて隠蔽するという上司の方針に従った」と指摘し、一方、弁護側は「積極果敢な上司の前では消極証拠を提示しにくかった。組織に迷惑を掛けたことから過誤と説明するようにという命令に従うほかなかった」と主張して、情状酌量を求めた。 また、故意の改竄と知りながら隠蔽したとする犯人隠避罪で起訴された前特捜部長、大坪弘道(57)と元副部長、佐賀元明(50)両被告は起訴内容を全面否認するとしている。 17日の第2回公判で被告人質問と論告・最終弁論を経て結審し、早ければ4月にも判決が言い渡されるという。

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