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Channel: 公務員の不祥事
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元巡査部長、電話番号からも情報収集、府警が公表せず/京都

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 警察署のパソコンで照会した車両の所有者や免許証の情報を知人男性に漏らしたとして、京都府警北署交通課の元巡査部長(46)=停職3カ月、依願退職=が、地方公務員法違反(守秘義務違反)の容疑で書類送検された事件で、元巡査部長は、知人男性から聞いた複数の電話番号から第三者の住所や個人名を調べ、情報提供していたことが8日、関係者への取材で明らかになった。 府警は、元巡査部長が伝えたのはパソコンで照会した個人情報12件だけと発表し、電話番号を調べていたことは公表していなかった。 捜査関係者によると、元巡査部長は知人男性から聞いた電話番号を、知人女性に伝えて名前と住所を聞き出し、自分があたかも携帯電話会社に在籍する府警OBから教えてもらったかのように装い、伝えていた。 府警は「電話番号の情報も伝えていたのは事実だが、関係する女性を守るために公表しなかった」と釈明している。 関係者によると、知人男性は2008年9月、懇意にしていた女性の居場所を探すため、かつて女性と不倫関係にあった元巡査部長に情報の入手方法などを相談し、元巡査部長は「車のナンバーを教えてくれたら所有者などは分かる」などと回答し、さらに、知人男性が女性から送信されたファクス用紙の記載番号を見せると「携帯電話会社に府警のOBがおり、電話番号から住所や名前を調べることもできる」と持ちかけてきたという。 知人男性は元巡査部長を信じ、女性の携帯電話の利用明細に記載された電話番号を伝えたところ、約1週間後、名前と住所の回答がメールで送られてきて、携帯電話と固定電話の番号合わせて25件前後の情報提供を受けたという。 知人男性は「警察は車両情報を漏らしたとしか発表していないが、私が教えてもらったのは携帯電話番号の情報がほとんどで、核心部分を隠している。電話番号の調査はこちらから持ちかけたことはなく、巡査部長が提案してきた」と話している。 府警はまた、情報漏洩に関するやりとりがあったとされる2008年9月〜10月に、2人は電話やメールで連絡を取り合っただけで1度も会ったことはないと発表していたが、知人男性は取材に、「伏見区の大型商業施設の駐車場や同区の飲食店、宇治市の路上で巡査部長と落ち合って相談している」と詳述し、食い違いをみせている。

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