熊本県警の５０代男性警部が女性に背後から抱きついたとして、県迷惑防止条例違反容疑で県警に書類送検されていたことが３日、県警への取材で明らかになった。 送検容疑は、１月初旬の夜、熊本市内の路上で女性に抱きついたとしている。 県警監察課によると、警部は酒を飲んだ後で、「雰囲気にのまれ抱きついてしまった」と話していて、女性は警部と一緒にいた同僚と知人だったが、警部とは初対面だった。 女性が県警に相談して発覚し、県警は２月１０日、警部を書類送検し、減給１０分の１（１カ月）の懲戒処分とした。 また、県警が熊本市のコンビニから商品を持ち出したとして警察職員を減給１０分の１（１カ月）の処分にしていたことも判明したが、弁済したため、被害届が出ず窃盗容疑での立件を見送り、職員は１月に依願退職したという。 県警はいずれも処分を公表しなかったが「逮捕もされておらず処分も減給で、警察庁指針の公表基準に達しない事案だった」と説明している。
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