伊勢崎市民病院でリンパ節摘出手術を受けたブラジル人女性が、担当医のミスで副神経を損傷し左腕に後遺症が残ったとして、病院を経営する同市を相手取り、約３２４０万円の損害賠償を求めた訴訟の第１回口頭弁論が２月１８日、前橋地裁（西口元裁判長）で開かれ、市側が棄却を求める答弁書を提出し、争う姿勢を示したことが明らかになった。 訴状によると、女性は２００９年５月、首のリンパ節の腫れが悪性リンパ腫かどうかを調べるための手術を受けたが、その際、担当医がリンパ節付近を走る副神経を損傷させ、左腕が上がらない状態になったと主張している。
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