生徒から挑発され、腹部を2発殴って軽傷を負わせる体罰を行ったとして、大阪府教委が5月1日、府立高の男性教諭(50)を戒告の懲戒処分にしたことを明らかにした。 府教委によると、教諭が昨年7月、冷房がきいていた職員室に涼みにきた1年の男子生徒に対し、「用事がないなら出ていけ。出ていかなければ殴るぞ」と注意したところ、生徒が「殴ってみいや」と挑発し、顔を差し出した生徒に、教諭は「顔と違う。ボディーや」と言い、生徒が「よし」と応じて腕を上げ、腹部に力を込めて構えたため、左手の拳で生徒の右脇腹を1発殴ったという。 しかし、生徒が「効けへんわ」とさらに挑発したため、教諭は右脇腹をもう1発強く殴り、生徒に全治10日間の打撲を負わせた。 府教委によると、教諭は「遊びを通じて出ていかせようと思った。体罰との認識はなかった」と釈明しているという。
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