大阪市が５日、市職員１１３人が入れ墨をしているとの調査結果を受け、入れ墨が見える服装で勤務しないことや、新たな入れ墨の禁止を市職員倫理規則に盛り込むことを決めたことが明らかになった。 入れ墨を隠すよう求めたのに従わなかった場合は懲戒処分するとしており、また、相次ぐ不祥事を減らすため、懲戒処分の件数を過去５年間の平均より半減させる数値目標も決めている。 新たな職員倫理規則では、（１）入れ墨を入れるような職の信用を傷つけ、不名誉となる行為のないよう自覚を持って行動する（２）入れ墨が市民に見える服装で勤務してはならないと明記し、また、入れ墨をしている職員には、できる限り消すよう指導する方針も決めた。 一方、職員の不祥事については今年６〜１１月の半年間で、懲戒処分を４０件以内に半減させる数値目標を決めたもので、同市では、過去５年間に年間平均１６０件の懲戒処分があり、平均約２０人が逮捕されているという。 橋下徹市長は５日、「目標を達成できなければ、（幹部に）責任を取ってもらう。半減でも十分ではないが、まずはここからスタートだ」と述べている。
↧