新宮保健所が４月２６日、新宮市の県立新宮高校（７５５人）で生徒ら６１人が２５日に嘔吐や下痢、発熱などを訴えたことを明らかにした。 同校では二次感染を防ぐためとして、２６〜２７日を臨時休校とし、校舎の消毒作業を実施する。 同保健所では何らかの感染症によるものと判断し、食中毒の疑いもあるとみて調べているという。 同保健所などによると、２５日午後２時半ごろから複数の生徒が嘔吐や下痢の症状を訴え、学校で調査したところ生徒５８人と教職員３人の計６１人が同様の症状を訴えていた。 学校では緊急職員会議の後、午後５時ごろ同保健所に連絡して、同保健所の指示で学校内を消毒したといい、生徒らの症状は比較的軽く、２６日夕刻にはほとんどが快方に向かっているという。 同校によると、症状を訴えた生徒は学年やクラス（１学年６〜７クラス）が異なっており、共通した食事を摂ったわけではないとしており、同保健所が原因を調べている。
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