静岡県警磐田署の署員数人が2010年、盗撮や窃盗事件などを起こした疑いがあるのに、松嶋勝己署長が県警本部に報告していなかったことが2日、県警への取材で明らかになった。 県警は同日付で松嶋署長を警務部付とする人事異動を内示し、県警監察課は松嶋署長が不祥事を隠蔽しようとした可能性もあるとみて事実確認を進めており、事実が確認されれば処分についても検討するとしている。 県警は内規で、署員が処分に該当する不祥事を起こした場合、署長は監察課に報告する義務があると定めているが、事件を起こした疑いのある署員の一部はすでに依願退職したという。
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