署内に保管してあった現金を盗んだり、電車内で痴漢をしたりしたとして、警視庁が2日、警察官2人をそれぞれ免職と、停職1カ月の懲戒処分としたことを明らかにした。 懲戒免職となったのは、王子署生活安全課の男性巡査部長(34)で、巡査部長は昨年10月に計3回、同課内のロッカーに保管してあった地域の協力団体の活動費など計23万8千円を盗んだ疑いが持たれている。 同庁は2日、窃盗容疑で巡査部長を書類送検し、容疑を認めて「パチンコ代と借金返済に困った」と供述していることを明らかにした、同庁は監督不十分だったとして、同署長(59)ら署員5人についても警視総監注意などとした。 停職1カ月となったのは第6機動隊の男性巡査(25)で、巡査は今年1月17日夕、西武新宿線の車内で、中学校1年の女子生徒のスカートをまくりあげて、尻を触ったとして、都迷惑防止条例違反の現行犯で逮捕されたが、巡査は2月27日、同罪で起訴猶予処分となり、2日に辞職した。 警視庁の池田克史警務部参事官は「警察官としてあるまじき行為で、厳正に処分した」とのコメントを出した。
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