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Channel: 公務員の不祥事
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梅田駅火災で非常放送流れず、報知機と未接続/大阪

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 大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅(同市北区)で22日に起きた火災で、市交通局が24日、火災発生時に自動音声で駅構内に火災を知らせる非常放送が流れなかったことを明らかにした。 火災報知機が作動すると自動的に放送が流れる仕組みだが、報知機が放送設備に接続されていなかったことが原因で、接続端子が人為的に外されていた可能性もあり、同局が詳しい経緯を調べている。 同局によると、通常は火災報知機が作動すると、ケーブルでつながれた駅長室の非常放送設備に情報が伝わり、5分後にホームや改札付近に自動的に非常放送が流れる仕組みになっているが、改札付近にあるテナントの関係者が「非常放送が流れなかった」と22日夜に指摘し、同局が確認したところ、ケーブルをつなぐ端子が外れていたことが判明した。 非常放送設備は2010年9月に設置し、以後、消防法に基づいて半年ごとに点検しているが、接続状態は項目になかった。 非常放送の試験もしておらず、いつから端子が外れていたのかは不明で、端子の接続部分はふたで覆われ、普段駅員が操作することはないといい、工事などで端子を外さなかったかを調査するとしている。 この火災では、駅員がスピーカーによる業務用放送で火災発生を知らせており、交通局は「実害はなかった」と言い張っているが、改札外の一部エリアでは火災の発生が伝わっておらず、火災の勢いが強ければ大惨事につながった可能性も指摘されている。 同局は今後、市営地下鉄・ニュートラムの全133駅を点検するとしており、松尾義春・鉄道事業本部長は「今後は点検の方法や項目を見直したい」と陳謝した。

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