特許庁が7日、同庁のパソコン3台が昨年夏頃から情報を抜き取るタイプのコンピューターウイルスに感染していたことを明らかにした。 同庁は「特許出願の未公開情報は流出していない」と言い張っているが、職員がやりとりしたメールが流出した可能性があり、詳しい被害状況を調べている。 ウイルスは、外部からパソコンを不正に操作できる「トロイの木馬」型で、1日に同庁が内閣官房情報セキュリティセンターから、「インターネット上に端末の情報が出ている」との指摘を受け、パソコン4000台を調べたところ発覚したもので、特許庁の発表は内閣官房情報セキュリティセンターからの指摘を真っ向から否定する矛盾を含んでいる。
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