広島刑務所（広島市中区）から脱走した中国籍の李国林容疑者（４０）が広島市内で逃走容疑などで逮捕された際、中国に住む親類の電話番号が書かれた手紙を所持していたことがわかり、同刑務所では李容疑者宛ての手紙２通がなくなっていることから、身体検査をすり抜け、脱走時に持ち出したとみられており、同刑務所は検査のあり方を見直すとしている。 捜査関係者によると、手紙は中国の親類からエアメールで届いたもので、文章の行間に漢数字で電話番号が記されていた。 県警は空き巣に入った民家の電話機から中国にかけたとみて、通話記録を調べるとともに手紙を鑑定している。 一方、同刑務所は１６日、李容疑者が脱走時に、外塀（高さ約５メートル）を乗り越えるのに使ったとされる工事用足場の撤去を始めた。 再発防止のため、予定を早めたとしているが、まだまだ早めかたが足りない。
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