大阪地検特捜部の証拠品改竄事件をもみ消したとして元部長・大坪弘道被告(58)とともに犯人隠避罪に問われた元副部長・佐賀元明被告(50)側の最終弁論が21日、大阪地裁であり、佐賀被告側は「前田恒彦元検事(44)(証拠隠滅罪で実刑確定)から故意にフロッピーディスクデータを書き換えたとは聞いておらず、犯人隠避罪は成立しない」と改めて無罪を主張したことが明らかになった。 公判で検察側(最高検)は、佐賀被告は昨年1月30日夜、出張中の前田元検事から電話で改竄を伝えられて大坪被告に報告し、その後、両被告が共謀してもみ消しを決めたと主張して、両被告にそれぞれ懲役1年6月を求刑している。 これに対し最終弁論で佐賀被告側は、当時の出来事を記した執務日誌を「動かぬ証拠」と位置づけ、改竄と聞いたとの記載はないことを強調し、前田元検事ら一部の検察側証人による証言について、「著しく変遷し、つじつま合わせに終始している」と指摘して、「最高検は信用に値しない供述に依存し、(事件の)見立てを誤った」と批判している。
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