岡山市が5日、JR岡山駅前の市道脇に「自転車通行誘導帯」を設ける社会実験を行った際に、一方通行にするはずだった自転車を、誤って両方向から走らせるミスがあったことが明らかになった。 道交法に違反して自転車の右側通行を誘導した形で、狭い通行帯を自転車がすれ違い、車道側にはみ出す状態が約1時間半ほど続いた。 現場にいた誘導員への指示が徹底されていなかったのが原因で、市は「大変申し訳ない」としている。 実験は、5日間の日程で実施され、JR岡山駅北側の市道に「自転車通行誘導帯」(幅1〜1・95メートル)を約160メートル設置して、北上する自転車は誘導帯を走り、南下する自転車は歩道を徐行するか、反対側の路側帯を通るよう促す計画だった。 しかし、誘導員は実験開始の午前7時から、南下する自転車にも誘導帯を通らせており、1時間半後、現場を訪れた市職員が気付いてやめさせた。 県警交通企画課は「自転車通行帯は車道の一部で、左側通行。対向は間違い」と指摘している。(編注:指示するのは、市職員の業務)
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