2005年に開かれた九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)のプルサーマル発電計画を巡る公開討論会での仕込み質問問題で、佐賀県の古川康知事が11月28日の県議会で、県の担当職員が九電による「仕込み」を認識しながら対応を取らなかったことについて、「不適切だった。管理監督者として責任がある」と述べたことが明らかになった。 一連のやらせ問題で古川知事が県議会に対して責任を認めたのは初めてとなる。 仕込み質問などについて、県は22日、内部調査結果を公表し、県側から九電に依頼した事実は確認できないが、担当職員が公開討論会での九電による動員や仕込み質問を認識していたと結論づけている。
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