栃木県日光市発注の公共工事の入札情報を事前に業者にもらしたとして、県警捜査2課などが11月27日、競売入札妨害の容疑で、日光市水道課課長補佐兼水道工務係長、舘政宏(54)=同市稲荷町=と、市内の土木会社「日泉技工」代表取締役、斎藤辰雄(59)=同市和泉=の両容疑者を逮捕し、両容疑者とも容疑を認めていることを明らかにした。 県警の調べによると、両容疑者は今年5月中旬、日光市が同月17日に行った配水池新設工事の一般競争入札をめぐり、日泉技工が事業を落札するため、舘容疑者が斎藤容疑者に予定価格に近い価格を電話で教えたとされている。 予定価格は4013万円で、日泉技工は3474万円で落札したという。 県警は見返りに金品の受け渡しがあったかどうかについて調べを進めるとしている。
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