2005年に開かれた九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)のプルサーマル発電計画を巡る公開討論会で、九電が行った「仕込み質問」について、当時の佐賀県の担当職員が事実上、容認していたことを、県の調査チームが認める方向で調整していることが20日、明らかになった。 九電第三者委員会が、2005年12月の県主催の討論会での動員や仕込み質問について、県の関与を指摘したことを受け、牟田香副知事をトップとする県の調査チームは知事や職員、九電社員から事情を聞いていた。 メール問題など九電による一連のやらせ問題で、佐賀県側はこれまで一貫して関与を否定してきたが、一方、古川康知事の指示などの関与については、認定しないとみられる内容を、近く公表する。
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