三重県桑名市発注の公共工事を巡る競売入札妨害事件で、市職員らが逮捕されたことを受け、元市議らで組織する市民団体「明日の桑名を語る会」が20日、水谷元(げん)市長の解職請求(リコール)に向け、署名を集める受任者の募集を始めることを明らかにした。 同会によると、桑名市では過去3年間に4人の市職員が逮捕されたうえ、今回の事件では市長の私設運転手が逮捕されたとして、同会は1日、市長の辞職を求めたが、実現しないため解職に向けた署名活動を始めるとしている。 地方自治法は、解職の賛否を問う住民投票の実施には、有権者数の3分の1の署名が必要と規定しており、桑名市の選挙人名簿登録者数(9月2日現在)は11万1962人で、3万7321人以上の署名を集めなければならない。 収集期間は1カ月となる。
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