北海道電力泊原子力発電所(北海道泊村)のプルサーマル計画を巡る「やらせ」問題で、10月に公表した報告書で北海道の「やらせ」関与を指摘した北電の第三者委員会が、関与の根拠としている北電作成メモの内容が17日、明らかになった。 メモでは、当時の道担当者が「(原発周辺に住む)北電社員も地元住民だ」などと発言し、賛成意見も求めたとしている。 関与を全面否定していた北海道の高橋はるみ知事は17日の定例記者会見で、メモについて「直接見ていない」と惚け、「真偽を(調査中の)道の第三者検証委員会でチェックしてもらっている」と述べた。 メモは、北電社員が2008年7月8日に作成したもので、計画導入に先立って、道が行った道民からの意見募集に関し、道原子力安全対策課と北電の協議内容を記録したとされる。
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