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Channel: 公務員の不祥事
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御嵩町長襲撃、時効を前に県警謝罪するもミス認めず/岐阜

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 岐阜県御嵩(みたけ)町の前町長柳川喜郎さん(78)が1996年に襲撃された殺人未遂事件が10月30日午前0時で公訴時効(15年)を迎えるのを前に、岐阜県警の上口弥一(かみぐちやかず)・刑事部参事官が28日、県警本部で記者会見して、「あらゆる捜査を尽くしたが、事件を解決できなかった。柳川さんに非常に申し訳ない」と謝罪し、また、県警は10月17日に容疑者不詳のまま岐阜地検に書類送検し、捜査を終結したことも明らかにした。 捜査本部は襲撃事件前に柳川さんの自宅の電話を盗聴していた2グループを含む関係者延べ34人を逮捕したが、襲撃犯に結び付く手がかりは得られなかったとしており、事件発生直後に緊急配備をかけなかったことについて、上口参事官は「目撃者がいなかったことに加え、柳川さんが入院して犯人像をつかむのに時間がかかったため、現場に捜査力を集中した」と釈明した。 可児署からの県警本部への連絡は事件の認知から30分が経過していたが、「初動捜査に遅れがあったとは思っていない」と強弁し、「捜査にミスはなかった」としながらも、犯人に結び付く目撃情報や物証が得られなかった結果から、「捜査の充実は課題として残る」と反省したフリを口にした。 県警として、刑事部の幹部3人が10月26日に柳川さんの自宅を訪れ、「頑張ってきたが、未解決で申し訳ない」と謝罪したとしており、捜査本部は、最大時180人態勢で臨み、約5500日間で延べ15万5000人の捜査員を投入したと、努力を認めて欲しい感情を露骨に出している。

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