航空自衛隊小松基地(石川県小松市)所属のF15戦闘機から燃料タンクが落下した事故で、同基地所属のほかのF15で燃料タンクをめぐるトラブルが過去3件も発生していたことが空自への取材で明らかになった。 空自は事故調査委員会を作って原因究明を進めており、今回の事故との関連も調べるとしている。 空自によると、トラブルがあったのは1998年7月と1999年11月、昨年3月の3回で、いずれも主翼下などに取り付けたタンクから、機体へ燃料が送り込めなくなった。 最初の2件はタンクから機体へ燃料を送る管に取り付けられたバルブの不具合、最後の1件は燃料を送るためにタンク内部にかけられている圧力が規定値を下回ったのが原因で、今回の事故ではF15が飛行中に空中で何らかの圧力がかかり、タンクが破裂した可能性があるとみて調べている。
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