岩見沢市の学校給食による集団食中毒で、渡辺孝一市長が２月２４日、調理器具からサルモネラ菌が検出された市立学校給食岩見沢共同調理所を視察して「調理所は２０１４年にも新設したい」と述べ、市内３カ所の調理所を統合し、新施設を造る考えを示したことが明らかになった。 同調理所は小中１９校の児童・生徒、教職員向けに１日約７千食分を作っているが、岩見沢保健所は２３日、老朽化した同調理所の施設の不備が食中毒の原因の一つと指摘していた。 同市は２４日、市教育委員会の職員計５人で検証チームを設置し、菌が給食に混入した過程や調理所の運営上の問題点などを検証するとしており、学年・学級閉鎖が続いていた幌向小５年など小学校４校の５学年は同日、登校を再開し、残る東小１年２組も２５日に再開する見込みという。
↧