長井市発注の業務委託を巡る贈収賄事件で、最高裁が2月23日までに、収賄罪に問われた同市主査、内谷昌春被告(49)と、贈賄罪に問われた同市の第三セクター、日本アルカディアネットワーク営業主任、高橋芳徳被告(40)の上告を棄却したことが明らかになった。 仙台高裁判決は、内谷被告に懲役1年6月・執行猶予3年、高橋被告に懲役1年2月・執行猶予3年を言い渡した山形地裁の差し戻し審判決を支持していた。 判決によると、内谷被告は2005年5月、業務を受注できるよう便宜を図った見返りに、パソコンなどを高橋被告から受け取ったという。 同市の飯沢常雄総務課長は「大変重く受け止める。職員一丸となり市民の信頼を回復できるように努めたい」とのコメントを出した。
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