24日午前9時半ごろ、東京都杉並区宮前の都立西高校で、「実験中に爆発があった」と119番通報があったことが明らかになった。 実験室で化学薬品の調合をしていた1年生の男子生徒(15)が両手に火傷を負い軽傷で、警視庁高井戸署は、生徒が調合方法を誤って、発火したとみて調べている。 同校によると、同日午前から25日まで文化祭の予定で、実験室では、化学部の生徒らが薬品で大きな音を出す化学実験などを披露するため、準備していたもので、文化祭は予定通り行われたが、同日の実験披露は中止となった。 高井戸署などによると、男子生徒が、花火などの材料になる過塩素酸カリウムと赤リンを乳鉢ですりつぶしていたところ発火し、少量を別々に調合する手順だったのに、一緒にすりつぶしたとみられている。 実験室にはほかに部員十人前後がいたが、教師は隣の準備室に批難していたため、怪我はなかった。
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