横浜市南区の韓国籍で飲食店経営、趙(チョウ)永珠(ヨンジュ)さん=当時(41)=の両足首が見つかった事件で、神奈川県警が17日、殺人容疑で、夫で同県警元警部補、山口英男被告(50)=死体損壊・遺棄罪で起訴=を再逮捕したことが明らかになった。 県警によると、山口容疑者は容疑を否認しているという。 県警の調べでは、山口容疑者は、平成22年9月1日午後6時半ごろ、横浜市南区の自宅マンションで、趙さんを殺害した疑いが持たれており、県警によると、山口容疑者は「(趙さんの)遺体を切断して川などに捨てた」と供述しており、県警は供述に基づき、横浜市内の川などを捜索したが、趙さんの遺体は両足首しか確認されていないという。 県警は、マンションの防犯カメラの映像などから、山口容疑者以外に趙さんの死亡に関与した人物はいないと判断したとしている。 昨年10月に横浜港内で趙さんの両足首が浮いているのが発見され、県警は今年7月4日に死体遺棄の容疑で山口被告を逮捕した。 横浜地検が同25日に死体損壊・遺棄罪で起訴している。
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