岐阜県警が２月２３日、交通事故や窃盗事件で調書を偽造する不正が多治見、下呂、関の各署であったとして、虚偽有印公文書作成容疑などで巡査部長３人、巡査長２人を書類送検し、減給１０分の１（３カ月）などの懲戒処分にしたことを明らかにした。 多治見署の２６歳と２５歳の巡査長２人の送検容疑は昨年６月、事故を起こしたとされる男性が実際には現場に立ち会っていないのに、名前を調書に記入して、偽造したという。 岐阜地検の指摘で分かり、道交法違反容疑で書類送検された男性は、調書の信用性がないとして不起訴処分になった。 このほか下呂署の５９歳と３７歳の巡査部長が交通事故で、関署の５１歳の巡査部長が窃盗事件でそれぞれ、関係者の了解なく調書を書き換えていたという。 相川哲也警務部長は「捜査に対する信頼を失わせる行為で誠に遺憾」とのコメントを出した。
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