内妻の高校生になる長女を自宅で暴行したとして強姦罪に問われた男性(42)に対する判決公判が2月22日、神戸地裁で開かれて、奥田哲也裁判長は「脅迫はなかった」として、全面無罪(求刑懲役13年)を言い渡したことが明らかになった。 判決理由で、暴行を受けたとされる時期に長女と被告が連れだって買い物に行っていたことや、長女と被告が上半身裸で写っている写真が残されていることから「長女が身体的接触を受け入れているようにも思われる」と指摘し、虐待で被告に極度の恐怖心を抱いていたとする長女の供述について「信用できない」と否定した。 男性は逮捕時から容疑を否認しており、弁護側は性的行為自体は認めた上で「犯行時に脅迫はなく、強姦罪は成立しない」と無罪を主張していた。 男性の弁護人は「倫理的に非難に値するが、検察の捜査が不十分で、強姦罪での起訴が不当だった」とのコメントを出した。
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