任意で取り調べた男性会社員に暴言を吐いたとして、脅迫罪に問われた大阪府警東署の警部補、高橋和也被告(34)の初公判が2月21日に、大阪地裁(岩倉広修裁判長)であり、高橋被告が「間違いありません」と起訴内容を認めたことが明らかになった。 検察側は冒頭陳述で、高橋被告が警察車両の中や東署の取調室で「知らない。どういうことか分からない」と否認を繰り返す男性に、「ほんま殴りたいわ」などと言いながら自白を促す様子を詳述したとしている。 捜査に当たった経緯については、府内で財布をなくした女性にメールが送られ、発信元のパソコンの使用状況から遺失物横領事件の容疑者として男性が浮上したと説明し、起訴状によると、高橋被告は昨年9月3日、遺失物横領容疑で30代の男性を約3時間にわたり任意で聴取した際、「殴るぞおまえ。手出さへんと思ったら大間違いやぞ」などと怒鳴り、脅したとしている。
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