広島県教育委員会が8日、県立高校で7日に実施した入試の国語の問題で、7校の試験会場の椅子に正解の漢字が表記されたラベルが貼られていたことを明らかにした。 対象となる全日制と定時制計1255人の受験生にそれぞれ1点を加点するという。 県教委によると、「パラドックスをなげかけて」という文章の漢字の書き取りで正解が「投」の問題を出題したが、受験生が座った一部の椅子に「いすを投げたり、倒したりしないでください」と記載された注意書きのラベルが貼られていた。 7日夕に1校の校長が気付いて、県教委に連絡し、入試2日目の8日の試験では椅子を交換したり、テープで隠したりして対応した。
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