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Channel: 公務員の不祥事
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教職員の不祥事相次ぎ引責、寺田・県教育長退任へ/長崎

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 教職員の不祥事が相次ぐ中、中学教諭の酒気帯び運転事故で詳細を公表しなかったことなどの責任を問われた寺田隆士県教育長(63)が7日、臨時教育委員会に辞職願を提出し、承認されたことが明らかになった。 任期を1年残して今月末で退任するもので、記者会見した寺田教育長は「教職員の不祥事が続き過ぎた。対策を強力に推進するためには、私が先頭に立つよりも、人心を一新し、新たな体制の下で取り組むことが適切と判断した」と説明したが、処分隠しの責任をとったとの見方も出ている。 退任表明に先立ち、県教委は昨年12月に起きた長崎市立中学教諭の酒気帯び運転事故の公表で大きな混乱を招いたとして、寺田教育長を減給1カ月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。 不祥事防止対策の取り組みに影響が出ることを恐れ、中学教諭の酒席に県教委職員が同席していたことなどを公表しなかったとしており、教育長が懲戒処分されるのは異例で、これで教職員の懲戒処分は今年度13件21人(うち免職8人)となった。 寺田教育長は34年ぶりの教職員出身の「生え抜き」として周囲の期待も高かったが、寺田教育長は「教育は学校が信頼され、教師が尊敬されて成り立つが、その前提となる不祥事を結果的に防げなかった」と述べ、あくまでも自身による不祥事隠しに触れず、責任転嫁したままにした。

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