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Channel: 公務員の不祥事
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地検が調書の信用性を否定、地裁は調書元に判決/大阪

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 強盗致傷罪などに問われた中国籍の無職、馮玉梅被告(45)に対する大阪地裁の裁判員裁判で、警察官と検察官が作成した被害者2人の供述調書に対し、大阪地検が「通訳に問題があった」として信用性を自ら否定する主張をしていたことが4日、明らかになった。 細井正弘裁判長は同日の判決で「誤訳があったとは想定しがたい。調書を作成した以上、検察側が証拠能力を否定することは許されない」と批判し、その上で、供述調書と公判証言を元に被害者供述の変遷を検討し傷害、窃盗、暴行の各罪にとどまるとして、懲役3年6月(求刑懲役8年)を言い渡した。 弁護側によると、被害者は男性と女性で、2人とも中国語が母国語という。 犯行に関する調書は男性分と女性分で計5通あり、うち4通で取り調べに中国語が使われ、通訳を介しており、通訳の言葉を「理解できる」との記述もあったという。 しかし、検察側は論告などを通じ「経験豊富な通訳人でなく、警察官が通訳した」「被害者が調書の通り供述したかは分からない」などと述べ、供述調書の問題点を自ら指摘していた。

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