イージス艦に関する機密性が高い「特別防衛秘密（特防秘）」を漏らしたとして、日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法違反の罪に問われた海上自衛隊の元３等海佐松内純隆被告（３７）の上告に対し、最高裁第３小法廷（那須弘平裁判長）が３日までに棄却する決定をしたことが明らかになった。 決定は３月１日付で、懲役２年６月、執行猶予４年とした一、二審判決が確定する。 この情報流出事件は１９５４年施行の秘密保護法の罰則が適用された初のケースとなり、被告側は「同じ自衛官相手に情報を渡すのは外部への漏洩とは異なる」などと無罪を主張していた。
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