千葉県水道局が発注した配水管工事の入札で不正があったとして、県警捜査2課などが24日、官製談合防止法違反などの容疑で、同局船橋水道事務所成田支所長の菊池嘉記容疑者(58)=同県八街市八街ほ=と、会社役員関由敬容疑者(41)=千葉市花見川区柏井町=ら業者2人を逮捕したことを明らかにした。 逮捕容疑は、菊池容疑者が千葉水道事務所配水工務第4課長だった2011年度、千葉市内の配水管整備工事など2件の入札で、中村水建(同市)役員だった関容疑者らに最低制限価格などを教え、落札させたとしている。 同課によると、落札価格は約3895万円と2826万円で、最低制限価格とほぼ同額だったという。 菊池容疑者は2011年8月の1件目の入札前後に関容疑者らと飲食を共にしたり、韓国旅行に出掛けたりしており、同課が詳しく調べている。
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