青森県八戸市教委が21日、昨年5月に市内の市立小学校で行われた運動会で、徒競走のゴールテープが首に当たった児童が転び、頸椎捻挫などの怪我をする事故があり、市が約39万円の損害賠償金を払うことで保護者と示談が成立したことを明らかにした。 同市教委によると、150メートル走でこの児童は、ゴール係の児童が持ち上げたテープの下を走り抜けようとしたが、風にあおられたテープが首に当たり、後方に転倒したもので、児童は入院したが、現在は後遺症もなく通学しているという。 示談は3月に成立し、賠償金の内訳は通院交通費や慰謝料などとしている。 同市教委は「ゴールテープの扱いは、競技中も教師の確認が必要。管理指導が不十分だった」とのコメントを出した。
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