スマートフォン（多機能携帯電話）のアプリを悪用して、元交際相手の女性の位置情報を調べたとして、広島県警サイバー犯罪対策課などが９日、不正指令電磁的記録供用容疑で東広島市西条町寺家の同市立安芸津中教諭、中川省志容疑者（43）＝不正アクセス禁止法違反罪などで起訴＝を再逮捕したことを明らかにした。 同課によると、容疑を認め「女性の周囲の会話を聞こうとした」などと供述しているという。 逮捕容疑は2013年７月16日ごろ、女性のスマホに盗難や紛失時の追跡を目的とした「遠隔操作アプリ」をダウンロードして、中川容疑者のパソコンでスマホの位置検索や録音機能の利用などができるようにしたとしている。 同課が押収した中川容疑者のパソコンから、スマホに録音された音声データなどが見つかっており、同容疑者は、女性のインターネット上のパスワードを無断で変更して会員サイトにアクセスした容疑で、３月に逮捕されている。
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